フラニャ・ジャール

■フラニャ・ジャール(Franja Dzal)
愛称:フラン(?)
 1921年4月9日生(もしくは22年?)
 身長約170cm
 Av534→?→Bf109G(黒の1)
 階級:少尉〜中尉(開戦時)〜大佐
 使用武器:ZB26、MG42
 使い魔:ダルメシアン
 
 ビイェリナ出身。クロアチア系。
 第二次ネウロイ大戦前のオストマルクにおいて、最も名を知られていたウィッチの一人。
 開戦時は18歳。一飛行部隊の指揮官の任にあり、十名前後のウィッチと共に若干の撃墜スコアを稼いでいる。
 ただ、開戦前には既に「黒の旅団」のヴラディミル・ルブリッチと深い信頼関係を築いていたことから、事実上、黒の旅団を構成する戦力として看做されていた。
 開戦後、戦線からの離脱を開始したクロアチア軍団に従ってダルマチア方面へ移動。ここでの戦果を鑑み、また、最も高名なウィッチでもあったことから、少佐に昇進の上でオストマルク=クロアチア独立兵団第15(クロアチア)航空中隊の指揮官となる。
 しかしながら、開戦時(39年)18歳という年齢は、この最も苦しい時期に全盛期の優れたウィッチを確保していたというクロアチア航空兵団の幸運であったと同時に、彼女の人生を狂わせる原因となった。
 20歳を越えた頃より、彼女の魔力は急激に衰え始めた。
 名目上の役職を与えられての地上勤務が増え、彼女はそれでも前線に立ち続けたものの、魔力の衰えと共にヴラディミル・ルブリッチからの歓心を失うにつれて自信を喪失し、後輩の成長を素直に喜ぶこともできず、私生活は荒む一方になる。
 1944〜45年頃、パルチザンからの援軍要請を上層部が拒否したことを知ったウィッチたちが上層部へ出撃を直訴した際、彼女は代表としてこれをルブリッチへ取り次ぎ、その場で強い非難に晒された。彼女は司令部より退出した後、ことの顛末をウィッチたちに話し、各々自らが望む道へ進むよう命じた。
 これはウィッチらの脱走事件を引き起こす。彼女はこれを実力阻止せんとするルブリッチを身を張って押さえ、結果、混乱の中で命を落とした。
 
 ついでにw